藍四十八色／紫紺しこん　Shikon 華やいだ夜空の色

暗い紫
最も紫みの強い紺色
明治以降、流行色として現れたと言われ、校旗やスポーツ競技の優勝旗の色に使われる
紫紺の優勝旗と言えば、春の選抜高校野球大会の優勝旗。（夏は深紅）

紫根で染めた絹糸。
アメジスト色に染まりました。

藍四十八色／ヒロシゲ（歌川広重）/Hiroshige　～藍色々 （写真は鳴門海峡から左側、小豆島の方を望む。） Hiroshige Utagawa/Ukiyo-e Artist The beauty of Indigo blue color, called Hiroshige blue became an Influence for the work of European Artistｓ and one of the factors of Japonism in Europe.

六十余州名所図会のひとつ「鳴門の渦潮」や阿波鳴門之風景を描いた
歌川広重は、藍色の風景を描き続けた浮世絵師。
ヒロシゲブルーは印象派の画家、芸術家たちに大きな影響を与えたとされ
ジャポニズム流行の要因の一つとなった。


～広重Hiroshige（Hiroshige Utagawa) /Ukiyo-e Artist
 伯林青/ベロ藍の別称。ホクサイ（葛飾北斎）/Hokusaiとも呼ばれる。
江戸中期、陶磁器の呉須の青色に魅了されたヨーロッパの人々が生み出した青は、
約100年後に江戸に伝わり浮世絵の美しい青のグラデーションになった。

藍四十八色／天藍てんらん　～藍　色々

夏風が心地よい川辺から日が沈んだ方を眺めると、
藍色とオレンジが混ざり合うところの少し上(（右手側）に
宵の明星が輝いていました。


～天藍てんらん　Ten-ran
強い青紫
「天」は限りなく美しいことを表す。

藍四十八色/紺滅こんけし　Konkeshi～藍　色々

柔らかな淡い藍色も涼しげですが、夏の藍色と聞かれれば
私は濃く深い藍色を連想します。

花火や、阿波踊りの日の空と川の色。 その上を色鮮やかな光が躍ります。

～紺滅こんけし　Konkeshi
深く渋い青紫
紺色から色味を滅し、きりりと引き締めた江戸好みの粋な色

藍四十八色/二十四　集小藍あづさあい　～藍　色々 小さな藍の集まった花の意味。紫陽花の名の由来。 英語ではHydrangea、ギリシャ語で水の器。

～集小藍あづさあい　紫陽花あじさいHydrangea

藍四十八色／二十三　瞑色めいしょく　Meisyoku/Eveningtwilight blue～藍　色々 黄昏時はどんなときも幻想的ですが、桜の時期は特別。 見える景色のその先にも普段は見えない世界があって、 手を伸ばせば触れられそうな気がします。

～瞑色めいしょく　Eveningtwilight blue

藍四十八色／二十二　藍天鵞絨あいびろうど　IndigoColorVelvet～藍　色々

冬が過ぎて寒さが緩み、頬に触れる空気が柔らかくなったなぁと感じます。

～藍天鵞絨あいびろうど　IndigoColorVelvet

藍四十八色／二十一　 空色鼠そらいろねず Soraironezu～藍　色々

すっきりした晴天にみる桜も綺麗ですが、花曇り・花霞の日の桜も美しいなと思います。 言葉の響きのせいでしょうか。

～ 空色鼠そらいろねずSoraironezu/ Grayish-Skyblue
　青みを含んだ明るい灰
　薄曇りの中にかすかに感じる明るい空色

藍四十八色／露草色つゆくさいろ　Tsuyukusa－iro ～藍　色々

～露草色つゆくさいろ　Tsuyukusa－iro
明るい青紫
露草の花のような色
露草の花の汁を摺り付けて染めた露草色は色がとても落ちやすかったため、
万葉集では「うつろう」「消える」などにかかる枕詞に使われる。
露草の花のような色。濃い青紫。
花の汁を擦り付けて染めた露草色は色が容易に落ちやすいので、万葉集では
「うつろう」「消える」などにかかる枕詞に使われる。

藍四十八色／十九　天藍てんらん～藍 色々

モルフォ蝶の翅。 Artwork that use a lot of Morpho butterfly wings. I feel uneasy to see it. It might be because the butterfly has poison or still can feel their life vividly.　It's beautiful though.

～天藍てんらん　Tenran
強い青紫
「天」限りなく美しいことを表す。

眉山山頂から徳島市内の夜景。

藍四十八色／十八　留紺とまりこん／とめこん City lights of Tokushima-city that viewed from Mt. Bizan Located in front of Tokushima-stn. It's not a million dollar view but beautiful.

左下の比較的明るいところが徳島駅。
このあたりが阿波踊りの時期には熱気の渦になります。　

～留紺とめこん　Tmari-kon/Tome-Kon/Jet dark indigo
染め留め、これ以上濃くは染められない程濃い紺

高松港を出て小豆島へ向かう船上からの景色。

藍四十八色／十七　海松藍色みるあいいろ I like taking a boat when I'm traveling. It's make me feel like I'm heading to special place!  移動に船を使うと、すごく非日常の感覚というか旅感が増す気がします。

～海松藍色みるあいいろ　Miru-aiiro
海松色のくすんだ藍色。

藍四十八色／十六　　青藍せいらん　～藍　色々

夜に入りて天青藍を流し込んだように雲色の暗きはいよいよ暗く、星もみえそめぬ…
　島崎藤村「落梅集」

藍四十八色／十四　白藍色しろきあい　～藍　色々 It's still raining after typhoon but ｒainy season will be finish soon.

台風は過ぎたのに雨模様。
すっきりしないけど、たぶん梅雨明けはもうすぐです。
ぴかーんと晴れた暑さが続くと思うと、この雨空も楽しめるかも。

～白藍色しろきあい　Light Indigo
淡い青緑。
藍染めのもっとも淡い色。

藍四十八色／十五　青黛せいたい（藍蝋あいろう）～藍　色々 These are called Ai-no-Hana. These are going to be indigo pigment.

深く渋い藍色。　
青黛とは藍を建てるときに水面に浮かぶ藍の華を集めて乾燥させた顔料
正倉院文書にも青代、藍花の名で残されている。
青色のまゆずみの色。

波打ち際で見つけた硝子と陶器のかけら。

藍四十八色／十三　呉須色ごすいろ　藍色々 Beautiful treasure from beach.

波に繰り返し洗われたそれらは波打ち際で
柔らかく仄かに輝いていて、宝物を見つけたような気持ちになります。
硝子はSea-Grassで、陶片はSea-pottery

～呉須色ごすいろ　Gosu-iro
陶磁器の彩色に用いる顔料の色。

田植えしたばかりの水田が夕陽に照らされている幻想的な景色。

藍四十八色／十二　～紅掛空色べにかけそらいろ　藍色々 Wonderful sun set view at rice paddy in last May.

～紅掛空色べにかけそらいろ　Benikake-sorairo
青色に紅色を重ねるという手順をそのまま色名している。

藍四十八色／十一　　～織紺おりこん 藍色々 Woven Navy Blue

織物の見せ場の一つ、経糸と緯糸の色差。
色相を変えれば、華やかな玉虫（シャンブレー）効果。
同色にしても染めとは違う色合いになり、織り組織だけでなく
糸の種類や細さによってもそれぞれに表情が変わります。

～織紺おりこん　Orikon／Woven Navy Blue
暗い青紫
経糸、緯糸共に紺色の糸で織った色。
染めの紺色に比べ、細かくしっかりしたマチエールが表れる。

爽やかな晴れの空の下、ふんわりと乾いていくタオル。

藍四十八色／十　　～蟹鳥染かにとりぞめ 藍色々 That's feel so good when I see laundry getting dry in the sun, but the rainy season started in Tokushima.

日常にある心地いい一瞬です。毎日使うタオルがふんわりしているとそれだけで贅沢な気分。
四国はもう梅雨入りしたそう。この気持ち良さはしばらく見れないなー。

タオルをふんわりと洗い上げるには、いつもの洗剤を半分にして重層を加えると〇
洗濯機によっては使用を禁止しているメーカーもあるみたいなので、確認してくださいね。
それから、アルカリ性に傾くので藍染め製品のお洗濯には向きません。

～蟹鳥染かにとりぞめ　Kanitorizome
青みの白
花田の淡い白
蟹取とは貴人の衣装の事

「藍四十八色／九　～瑠璃色るりいろ　藍色々」 春の日差しを受けたフォルカフリーデン。 柔らかい花びらひとつひとつが輝いているように見えます。 Volkerfrieden petals shine in spring sunlight. These are looks like jewel.

～瑠璃色るりいろ　Ruriiro／Lapis blue
強い青紫
宝石の瑠璃の色。最上、至上の色として神聖化されている。